「納税の義務」、それは「教育の義務」「勤労の義務」と並ぶ国民の3大義務の1つです。ジャングル奥深くの民族でもない限り、どこの国民でも支払う義務があります。
かの有名なアメリカ独立宣言の起草者の1人であるベンジャミン・フランクリンの言葉にもあります。
“Nothing is certain but death and taxes.”
訳すると、「死と税金以上に確かなものはない」です。映画のセリフなどにも出てきますが、死と税金からは誰も逃れることができない、という格言ですね。クレジットカード現金化DXの周りでもその確かなものから逃れようと躍起になっている人がいますが、まあムリでしょう。
ひと昔前であれば、税金の支払いは現金でしかできませんでした。なので、税金を滞納して困った人がクレジットカード現金化を利用するということもありました。
税金の支払いは現金のみだったということは、分割での支払いができないということですが、クレジットカード現金化で現金を用意すれば、その支払いはショッピング枠の支払いになるので、分割払い、リボ払いも利用できるということです。
この金策はショッピング枠が利用できれば即日でお金が手に入るサービスですが、税金が支払えない人は差し押さえというペナルティがあることを考えれば、今すぐにでも支払いができたほうがいいことではあります。
しかし、クレジットカードはあっても税金が支払えるほどの現金がない・・・そんな人たちの間で、税金を払うためにこの金策重宝されてきました。
しかし、今ではクレジットカード現金化を利用しなくても、クレジットカードそのもので税金が支払える自治体、税金の種類が増えてきました。
たとえば、東京都では『都税クレジットカードお支払いサイト』を設置し、自動車税や固定資産税などの納付が、VISA、Master、JCB、Amex、Dinersのマークがついた、ほぼすべてカードで利用できるようになりました。
認知度はまだまだ低いとは思いますが、税金がクレジットカードで払えるということは間違いなく便利なことです。そのメリットとデメリットを考えます。
クレジットカード現金化しなくてもクレジットカードで税金が払えるメリット
クレジットカード現金化をしなくても、税金が払えるということであれば、わざわざ発行元の会社との規約違反行為をせずとも税金の支払いができるというだけでメリットです。
クレジットカードで税金が払えるメリットは言わずもがなですが、改めてまとめました。
まず、支払いでポイントが貯まることですが、クレジットカードの支払いにはポイントが付いてきます。
もちろん、税金の支払いにもポイントが付くという訳です、クレジットカードによってポイントの還元率は違いますが、実質的に税金が割引されるというメリットがあります。
2つ目に、クレジットカードで支払いすることで、分割、リボ払いが選択できます。
支払い計画が立てやすくなるので、月々の金銭面に不安がある人には助かりますし、また、手持ちで現金がなくても支払うことができます。
3つ目に、インターネット上でのウェブ決済を利用するので、現金を持ち歩くリスク・納付の時間・交通費などの負担がなくなります。
税金の支払いをするためには納付書をもって支払いができる銀行やコンビニなどに赴く必要がありましたが、現在税金のクレジットカードでの支払いはウェブ上での決済が可能になっているシステムを採用しているところがあります。
クレジットカードで税金が払えるデメリット
クレジットカードで税金を支払いできることはそれだけで充分便利ですが、クレジットカード現金化と同じように、メリットもあればデメリットもあります。
1つ目に、決済手数料がかかることです。この決済手数料は自治体によって異なりますが、たとえば東京都は下記の金額で決済手数料がかかります。
1円~10,000円 73円(消費税込78円)
10,001円~20,000円 146円(消費税込157円)
20,001円~30,000円 219円(消費税込236円)
30,001円~40,000円 292円(消費税込315円)
40,001円~50,000円 365円(消費税込394円)
この手数料がポイント還元の数字を上回ると、クレジットカードで支払った分のポイントのメリットがなくなってしまいます。
また、決済するということは、情報漏えいのリスクがあるということです。
国や各自治体がクレジットカード決済を導入するといっても、絶対に情報漏えいが起きないとはいいきれません。
どんなに堅牢なセキュリティであっても、人間が管理することなので何かしらのトラブルが起きる可能性はあります。
クレジットカードでの支払いには絶対につきものではありますが、税金の支払いにももちろん当てはまるということをしっかりと認識しなくてはいけません。
3つ目は、今のところはクレジットカードですべての税金が、すべての自治体で払えるわけではないということです。
さらにいうのなら、自治体によってクレジットカードで払える税金はバラバラであり、またそのシステムもバラバラです。
クレジットカード決済が進んでいるところもあれば、まったく取り扱っていないところも存在します。
クレジットカードでの支払い方・払える税金
自治体によって異なります。東京都を例にしてみましょう。以下の税金は、『都税クレジットカードお支払いサイト』で払える税金です。
・払える税金の種類
自動車税
固定資産税(償却資産)(23区内のみ)
不動産取得税
固定資産税・都市計画税(23区内のみ)
個人事業税
鉱区税
法人都民税
都たばこ税
軽油引取税
法人事業税
ゴルフ場利用税
事業所税
地方法人特別税
自動車取得税
宿泊税
・支払い方
『都税クレジットカードお支払いサイト』にて、納付情報・支払情報を入力し、内容の確認をしてから決済します。
また、京都市、大阪市などの市では市・府民税(普通徴収)その他税金がクレジットカードで払える納付サイトがあります。
まとめ
クレジットカードで税金を支払いできる、と言っても、その試みは始まったばかりです。クレジットカード現金化DXの調査でもまだまだ認知度は低いように感じます。
自治体やシステムによって、クレジットカードでの税金の支払いがまだ利用できない人はたくさんいるので、そんなときにクレジットカード現金化を利用する人もいるのではないでしょうか。
田舎の自治体ではクレジットカード決済を導入するための資金が豊富ではないことを考えると、当分は現金払いのみの対応にはなるでしょう。
現在クレジットカード現金化業者はネット上での店舗を構えるところが多いので、たとえ田舎であってもインターネットさえ利用できれば、クレジットカード現金化を即日で利用することができます。
しかしながら、今後クレジットカードで税金を支払える動きは確実に拡大することが予想され、それは田舎であってもクレジットカードで税金が支払えることになるでしょう。
クレジットカードは常に利用者の支払いをより便利に改善することをモットーにしています。
クレジットカードで支払えないものがなくなる、それこそがクレジットカード現金化の終焉になるといえるかもしれませんので、今後のクレジットカード払いの普及に期待しましょう。

自己紹介:クレジットカード現金化の優良店比較DX編集長。
未成年を集客している比較サイトに嫌気を感じ、2014年から運営を開始。
近年、記事をコピーされたり、クラウドソーシングで参考サイトとして記事購入に使われていますが、一切の関係はありません。
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