金券ショップで並ぶ数々のチケット、換金性の高い商品として扱われているものたちが店頭に並びます。
要らないから売られたのか、換金を目的にして売られたのか・・・辿ってきた道のりは商品によって異なります。
目次
第三者の持ち込み・・・ですよね
人通りの多い繁華街、とくに駅前では頻繁に見かける事の多い金券ショップ。
それだけ賑わっているところですから、映画館もありますし電車も通っていますから、割引券や回数券の販売していることを見かける機会もあることと思います。
少しでも安くという、節制に励む方にとっては心強い味方であるお店ではありますが、その品物ってどのようにして店頭に並んでいるのか気になったことは御座いませんでしょうか?
現金と同じ位に利用用途が広い金券は割引率が低く、株主優待券の様に特定サービスに特化している金券類につきましては割引率が高く設定される傾向があります。
まさか金券・チケット類の発行元が、直接このようなところに卸しをしているわけはありませんし、かといってどのお店でも種類は豊富で在庫も抱えているようですから、それなりに仕入れている事は間違いないと思い、今回はその経路について編集部でまとめてみました。
新品同様に並んでいる
このような店舗を利用したことのある方であればご存知かと思いますが、品物自体の状態は新品同様と変わらないですよね。
使っていないから当然なのかもしれませんが、単純に要らない、使わないギフト券をそのまま持ち込んでいるのではないかと考えました。
何かの景品、株主による優待券、贈り物として貰ったけど使わないということが考えられますが、基本的に一個人で持ち込んだものとは思えないくらいに、1種類の枚数がだいぶ積まれている姿を目にします。
まさか複数の利用者が特定のギフト券に偏って依頼する事が有っても、店頭で並んでいる商品を見るとどれも在庫がありますので考えにくい事です。
しかも、ネット上の金券ショップでは注意書きに「100万円以上のお取扱いに関してはお問い合わせください」と書かれているところもありますし、実際に大量の取引が行われている実態があるのではないかと推測出来ます。
では、誰がどのような目的で持ち込みを考えているのか?
当編集部では単純に脱税もしくはクレジットカード現金化のどちらか、要はロンダリング目的で利用されているのが筋でしょう。
脱税×金券ショップ
そもそも取引される媒介物は、換金性の高い物で有る事が常であります。
個人事業主や法人等で、経費計上する形でギフト券を買い、そのままお店に売る事で得た収入に関しては、出納帳に記帳しなければ結果的に水増しが可能になりますね。
たとえば、50,000円分のギフト券を購入し、40,000円で取引されたものを出納帳には50,000円を記帳して40,000円はフトコロへ・・・。
買取手続きの際に、古物営業法上の義務として本人確認がありますが、法人で購入したギフト券を一個人の扱いで依頼したところで、その購入経路との結び付きを裏つける事は難しいのではないでしょうか。
その為、政治資金の収支報告書でこのような取引として疑われ、最終的に書類送検にまでなった元県議員の野々村氏はあまりにも有名ですね。
この件については表面化されていないだけで、氷山の一角なんて噂もありますし、それが世間一般人であったらまだまだ利用している方は多いのではないでしょうか。
クレジットカード現金化×金券ショップ
一昔前には、買い求めやすく主流の方法としてクレジットカード現金化の媒介物になっていたギフト券。
当然関連団体では規制を敷いており、さらに昨年PayPalという決済会社を利用して、クレジットカード決済で商品券を販売していた業者が停止処分が下された関係で、今現在、この方法でギフト券類を手に入れる事の出来る方法は決して多くはありません。
一つは近年目覚ましい勢いを見せているAmazonギフト券、もう一つは商品券を発行している会社のクレジットカードを用い、会員限定販売を行っている発行元での購入方法です。
他にも、電車や新幹線の回数券もまだクレジットカードで購入できますが、元々信用スコアリングが低い方や支払いが滞る方に関しては止められてしまいますので、金策の上で考えるとするならば、この方法はすでにメジャーでは無いのではないでしょうか。
悪知恵を働く方であれば、勤務先の会社に出張料として経費を要求する方もいらっしゃるかもしれませんね。
空出張に関しては前述の野々村氏も行っていたようですから、彼はある意味その道のプロですね・・・。
この方法を利用することで、購入した代金を先延ばしにしながらも現金が手に入るので、差額は当然発生するものの金策の手段として今でも存在を続けています。
やっぱり一個人だけでは無いかと
通常金券ショップと言えば、「欲しいギフト券類が安く購入できるところ」という認識が強く、「買い取ってくれるところ」というイメージをもつ方は、金策に困っている方、何か企みを考えている方ぐらいでは無いでしょうか?
大量の在庫と並んでいる商品の豊富さを考えれば、新品同様の物が扱われているワケでは無いと編集部では推測していますが、みなさんはどうお考えでしょうか?
どのような経路を巡ってきたとは言え、購入金額と渡す金額の差額を受け取っている金券ショップについては、貸金業者やクレジットカード現金化業者となんら変わりないのではないでしょうか?
金券ショップは繁華街だけでなく、オフィス街にも点在している事があります。
その他租税公課に関わる印紙、切手等も商品として取り扱われる事がありますし、横領事件等でも何かに換金したりする手口が明かされている様に、現金の流れが不明確になる事を目的にする、つまりマネーロンダリングを助けてしまう存在にもなり兼ねません。
その買取率は店舗次第ですし、表向きの見え方次第で人の考えは変わってしまう、何ともお粗末な生き物ですね。
金券ショップの中にクレジットカード現金化として集客している所も
金券ショップを利用して商品を売ると、対価として現金をもらう事ができます。
一方で、クレジットカード現金化も商品の売買取引の中で現金調達をする事ができますし、しかも買取式であれば古物商許可を得て営業する事は同じです。
公安委員会がクレジットカード現金化を認めているものではないとしながらも、許可番号を掲載しているクレジットカード現金化業者があるように、表向きは一般的な金券ショップに見えながら、Webやその他広告等で「あなたのショッピング枠でクレジットカード現金化」という様な形で案内している事があります。
古物商と一言でまとめられてしまいますが、その中で何を扱うか予め申告する必要はありますが、基本的にはどんな商品でも古物商許可があれば業として運営する事ができます。
たとえば、車や金券、貴金属、楽器や骨董、リサイクルショップに質屋も同じ古物商にカテゴライズされます。
最近は、一つのジャンルに固執する事なく、さまざまなジャンルの商品を扱う傾向があり、その中で金券ショップがクレジットカード現金化として集客しているものと考察され、クレジットカード現金化として集客しても、現在は違法では無いからまかり通っているのです。
買取式では利用者のリスクについてまったくフォローされない事が挙げられ、商品購入先で管理されるクレジットカード決済は買取業者では感知しない、つまり、買取はするけど商品の出処や決済のトラブルは知りません、という体裁が取れるという業者都合の側面が働いている事を理解しましょう。
だからクレジットカード現金化業者はデメリットを説明する事なく、メリットを押し売りするように説明しているのです。

自己紹介:クレジットカード現金化の優良店比較DX編集長。
未成年を集客している比較サイトに嫌気を感じ、2014年から運営を開始。
近年、記事をコピーされたり、クラウドソーシングで参考サイトとして記事購入に使われていますが、一切の関係はありません。
文章や画像の無断盗用・転載は著作権侵害です。