それでも、換金をしようとした人に対する処分等については何も報道がありません
つまり、メルカリでクレジットカード現金化を利用した人は逮捕されていない事が分かります・・・ということは、まだメルカリで現金調達を試みる事は可能なのでしょうか?
目次
メルカリが世間に受け入れられ、認知されたからこそ起こった副産物
日本におけるフリーマーケットは1990年代に若者を中心として利用され、イベント会場などで個人間で自由にモノを売り買いできるとして今でも盛んに行われています。
現在ではインターネット上でもフリーマーケットサイトが存在し、スマートフォンのフリマアプリも利用され、その認知度も高くなっています。
そのフリマアプリの中で、もっとも高い認知度を有するのが「メルカリ」。
出品されている商品の種類と品数は豊富で、その中には旧紙幣や古銭など、希少価値が高くコレクション目的の取引需要がメルカリ内でも存在しています。
ジャンルにとらわれない出品状況が、出品者と購入者に対してウケたと言えます。
しかも、個人・法人の関係性に関わらず、多くの人がダウンロードしているアプリで完結する事が出来るプラットフォームで取引が出来るのですから、利便性も高い訳ですからね。
メルカリに金銭の取引があるから、換金に商機を見出す者が現れる
“金銭を得る者”が仕組み上現れる訳ですから、メルカリという土俵の中で商売をしようと考える人が出てくるのは必然です。
悪用する人は何を考え、メルカリの何を悪用するのか考察しました。
購入者、出品者、メルカリの3つの立場があります。
クレジットカード決済のインフラはメルカリということ業者との契約および取引になるので、出品者がクレジットカード決済のインフラを用意する必要がありません。
どんなジャンルでも出品が可能で、普通ならクレジットカード決済が出来無い品物も販売が可能になると言い換える事も出来ます。
次第に換金を業とする者が、利用者を集めるために集客を始め、それが広がり、次第に「メルカリでクレジットカード現金化が出来る」という認知に変わっていくのです。
クレジットカード現金化の専業業者に対して世間的なイメージは決してよい訳が無いので、なぜかメルカリで取引する事に根拠の無い安心感を抱く方も多かったのでしょうか。
しかし、ほんの数日前まで現金を商品として売っていたところがあり、それがネット上のフリマアプリであるメルカリです。
最初にメルカリでのクレジットカード現金化がクローズアップされた出来事とは?
メルカリ内で出品されたモノの中に現行紙幣が出品されているとネット民の間で話題になり、これがクレジットカード現金化に利用されているのではないかと問題視され始めました。
出品された商品は、すべてクレジットカード決済で購入することができる。
この仕組みを応用し、メルカリでクレジットカード現金化を目的とする利用者と、その現金調達方法を望む方から利益を得る事を目的に現金を出品する”業者”との間で利害関係が一致し、利用規約の中で可能な範囲内で取引されるようになりました。
メルカリではこの事態を見逃すつもりは無かったようで、2017年4月22日時点(当記事初投稿日時)で、メルカリで現行紙幣の出品ができないようにしました。
現金の出品はクレジットカード現金化だけではなく、マネーロンダリングの温床ともなり、詐欺集団の資金洗浄にもなり得ると判断される事が当然ですよね。
ついに出た!メルカリのクレジットカード現金化業者が逮捕される
2017年11月、ついに換金を希望する人に対して”業”として運営されていた方々が全国で一斉に出資法違反の内容で逮捕されました。
「一斉に」ですから、根こそぎ取り逃がす事の無いように水面下で捜査が進んでいたと思われ、当サイトでもこの記事を初投稿した段階で次のように考察をしていました。
これは上記でも述べたように、メルカリ内でも旧紙幣などコレクション目的の人がいるためですが、まさか運営側であるメルカリも現金を出品するような利用者がいるとは考えなかったのでしょう。
メルカリで出品された現金はすでに購入済になっていたモノもありましたが、メルカリ側でも対策をするとの発表がありましたので、おそらく取引をした出品者、購入者はメルカリのアカウント停止措置が取られていてもおかしくはありません。
また、メルカリ内では商品券やsuicaなどの金券が出品されていますが、これらも規制が入ることが考えられ、仮にメルカリで購入手続きをしたとしても途中でメルカリ側から取引が停止されることが考えられます。
メルカリの仕組みを悪用し、現金を出品する事は出資法違反であるとみなされる背景が前例として出来た訳です。
現金出品者以外から、メルカリでクレジットカード現金化をする方法
クレジットカード現金化をメルカリで行う方法として、何処かで購入した商品を、メルカリで転売するという方法が考えられます。
この方法は購入した商品の転売先があればどこでも出来ると言えますね。
- オークションサイト
- メルカリ以外のフリマアプリ
- リサイクルショップなどの古物商への買取依頼
- 知り合いが欲しい物を代わりに立て替えて購入する
- クレジットカード現金化の専門業者へ申し込み
換金を希望した人に刑事罰は無い!?
メルカリの件に限らず、クレジットカード現金化業者を利用した人に関する処罰については一切触れられる事はありません。
これは貸金業者における闇金についても同様であり、違法なところで利用しても利用者は悪く無いとする、消費者をなるべく保護しようとする風潮もありますが、そもそも違法している者を保護する必要がありません。
発行元に対する詐欺や横領としての刑事罰も考えられますが、これらについては2011年08月に全国ではじめて業者が逮捕された時以降からも情報が皆無です。(詳細:クレジットカード現金化における検挙&逮捕関連ニュース)
可能性としては考えられるますので、決して高を括る事が無いようにしてください。
メルカリでクレジットカード現金化をする事は出来ない
メルカリで換金を希望し、現金を手元に受け取る事を達成する為には、換金性の高い物品の購入という要点だけで商品を決めると痛い目に遭うリスクが発生します。
購入する方の需要が無かったり、定価に近い価格で出品をしても購入意欲を刺激する事ができないからです。
さらに、メルカリでは即日で現金を受け取る事が完全に不可能な仕組みがあります。
- 振込申請の締め切り日は、毎週月曜日になります
- 振込は、振込申請の締め切り日から数えて4営業日目になります
誰も購入してくれない可能性だけでなく、購入されるタイミングがいつの日になるかわからないというリスクを背負ってまで、クレジットカード現金化をしようとなんて思いませんよね。普通。
急ぎで現金が必要ということであれば、メルカリを利用するよりも業者を利用したクレジットカード現金化が確実であり、優良業者を利用すれば、わざわざメルカリで現金を出品している出資法違反の業者を利用しなくて済みます。
報道の取材の中で、出品されている商品はもちろん、換金を目的とした出品で使われている隠語など、専門のスタッフが目視で巡回をしています。
「メルカリでクレジットカード現金化が出来た」は事実でしたが、今現在は「メルカリでクレジットカード現金化が出来ない」という認識に置き換えましょう。

自己紹介:クレジットカード現金化の優良店比較DX編集長。
未成年を集客している比較サイトに嫌気を感じ、2014年から運営を開始。
近年、記事をコピーされたり、クラウドソーシングで参考サイトとして記事購入に使われていますが、一切の関係はありません。
文章や画像の無断盗用・転載は著作権侵害です。