高額レトルトカレーの謎

  1. リスク

高額レトルトカレーの謎

2015年にAmazonをはじめ、あらゆるショッピングサイトにて特定商品と抱き合わせでJCBギフト券を付帯して販売するという手口がバズりました。

この利用規約の隙間を突いたずる賢い手口について、その時の様子とその後の状況について更新していますので、当時を回想しながらご覧ください。

レトルトカレーが●●万円!?どんなものか見てみたら・・・

1か月ほど前に、Amazonの中で高額すぎるレトルトカレーの出品が話題になりました。

たしかに高級洋食店が監修している商品であったり、こだわり抜いた食材を利用しているのなら納得は出来ますが、なぜ注目の的になってしまったのかというと、世間一般庶民なら誰もが馴染みのある味であるからです。

その商品名はなんと、「ボンカレー」!!!

通常、スーパーでは200円程度で販売されていますが、上記画像のようなボンカレーが1つのみならず価格違いで出品されおり、中には200,000円のボンカレーもありました。

何で高額なのか、まさにボンボンの為のレトルトカレーなのか、詳しい商品写真を拡大すると、何やら商品券が付けられており、これがボンボンカレーになった要因に違いないようです。

なんでこの組み合わせで出品されているのか

Amazon内で金券類の販売については、2015年2月現在、額面が記載されていないビール券と独自に発行されているAmazonギフト券のみのようです。(※クレジットカード決済が可能です。)

その為、商品券を販売するための手段としてボンカレーを全面に押し出していると推測出来ますが、それが1枚や2枚では無く、複数枚の束で販売する目的について気になります。

ボンカレーを食べたい人は適正価格、いや安い金額で購入する事を求めるのが普通の人の考え方ですが、これは明らかに商品券を販売したがっていると考えた方が適切ですね。

商品券を購入したいと需要について考えてみると、これは明らかに購入した商品券を転売する「クレジットカード現金化」が最終的な目的になっていると誰もが検討が付きます。

ボンカレーが媒介物になった理由は?

本来商品券を売る、つまりボンカレーを売る目的では無い事が真実ですから、何もボンカレーじゃなくてもよいはずですよね?

この事について考察してみると、配送料のコスト面を考えてなるべく小さな商品を利用したいという思惑があることと、この媒介物をまとめ買いして置くことで、仕入れコストも下げる事が出来るという事が筋ではないでしょうか。

また、消費者目線の立場からですと、あまり縁の無い話になってしまいますが、Amazonを利用して販売をする事により、手数料が発生する仕組みになっている事をご存知でしょうか?

もちろん、Amazonが販売する商品もありますが、Amazonが仲介役となってマーケットを開いている仕組みになっていますので、一個人や企業が容易に出品をする事が可能になっており、取引が成立するタイミングで【販売価格*手数料率】の計算で手数料を徴収し、Amazonも儲かるという具合です。

この手数料率、実は商品によって異なっています。

amatesuuryou

大口か小口かによって若干変動するようで、上記は掲載されていた情報の一部ですが、ボンカレーは食べ物ですから7%が適用されます。

見ての通り、取引に関わる経費を安く抑えられることから食品で出品をしようと判断したんでしょうね。

そのほかにも、電池や青汁など多岐に出品をされていましたが、2015年2月現在では出品が出来なくなったようです。

bonbon

Amazon以外では今もなお販売中

※この見出しの情報は2015年時点の情報で、当時はバズる前は問題視されていなかったのか公然と購入が出来る状態でした。

ショッピングモールはAmazonだけではありませんからね、他のサイトではどうかなと調べてみたところ、大手処のDeNAのモールとヤフオクでも出品がされていました・・・。

Amazonでの販売が話題になったことでこのような形を取っていると思われますが、このように金券を媒介物としている為、古物商の許可を持っているか持っていないか、非常に不透明な販売方法と言わざるを得ませんし、こちらは注目が無いようですが今後気になるところですね。

ただ、何かと抱き合わせをする出品方法が出来るという裏付けでもありますので、ネットショッピングと言えば単品購入が一般的でしたが、今後変わっていくのかもしれませんね。

商品券の販売方法は厳しい

クレジットカード現金化目的での利用を回避する為、販売機会提供側では規制を設けています。

隙間を縫うように販売しているところも、上記の様にあるわけですが、注目を浴びている事と元々利用させないようにしていた訳ですから、今後もずっと販売できるかと考えると疑問符が付くのではないでしょうか。

元々、これらは贈呈を目的に作られているものでしたが、時代の移り変わりでその利用目的も変わってきています。

電子ギフト券や電子マネーやら、一昔前までには考えられなかったサービス内容ばかりですので、国が運営して生み出されたものでなく、民間企業や個人の発想から新しい概念が生まれてくるこの時代、商品券の本来の有り方を見失っている事を感じざるを得ません。

顔が見えない、実物が写真や動画等の電子データで物事を判断する時代が訪れたことは、便利でも有りながらリスクも有る事を忘れてはいけません。

ましてや、未成年者も成年者も同じ条件でその通信端末を操作できる事の恐ろしさを編集部では感じています。

ギフト券を商品と一緒に出品するという手口は今?

ボンカレー事件の余波はどうなったのか、ギフト券を商品と一緒に出品するというロンダリング方法のその後について調べる事にしました。

上記の画像は2017年3月時点でのキャプチャーなのですが、ボンカレーとはまた異なる形でヤフーオークションで出品されている事を確認しました。(※Amazonではこのような出品体系は一掃されたのかなという印象がありますが、「いや、こんな出品がありますよ」と見かけた方は是非ご一報ください。)

この出品されている商品は、デジタル写真として出品されており、カテゴリーの中で芸術写真として登録されていました。

このアカウントについて調べますと、同じ金額の価格設定で3種類の風景写真が出品されていますが、紛れもなくクレジットカード現金化やyahooポイントを換金したがっている方に向けられている商品です。

他にもギフト券類を出品、販売しているアカウントは各ショッピングサイト、オークションサイトで見る事がありますが、すでにクレジットカード現金化の対策としてクレジットカード決済はダメで、代引き・銀行振込、サイト内のポイント購入なら、という制限を敷いているところがほとんどです。

2017年3月時点で、商品券と一緒に商品を出品されているケースは、上記の1アカウントだけでした。

たくさんの時間を掛けて調べてはいませんので、ひょっとしたらもっと実際は取引されているのかも知れませんが、有名サイトで取引がされていない以上、利用者の少ないところで出品しても逆に目立つと考察します。

クレジットカード現金化業者以外でできる、クレジットカードを利用した現金調達方法は基本的に認められるモノではなく、「新しい方法が出てきたな」と見つけた時がもっとも旬であり、時期に淘汰されていく事が分かります。

稲中 努

自己紹介:クレジットカード現金化の優良店比較DX編集長。
未成年を集客している比較サイトに嫌気を感じ、2014年から運営を開始。
近年、記事をコピーされたり、クラウドソーシングで参考サイトとして記事購入に使われていますが、一切の関係はありません。
文章や画像の無断盗用・転載は著作権侵害です。

-リスク

執筆者:稲中 努

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