クレジットカード現金化は貧困ビジネスなのか

不況続きの日本経済を立て直すべく、『アベノミクス』と称した経済政策が2012年に打ち出されてから5年目となる2017年、その恩恵に与った人はどのくらいいるのでしょうか。

2008年のリーマンショックから株価が暴落し、影響を受けた日本の経済を改善する政策であるアベノミクスで経済が段々とよくなったと思う人もいるかもしれませんが、それは一部の富裕層に過ぎず、それ以下の人々は生活が改善しない、もしくは逆に苦しくなる一方だという人も多いのではないでしょうか。

それを裏付けるかのように、昨今『貧困ビジネス』という概念が提唱されました。

貧困ビジネスとは、貧困層をターゲットにしたビジネスの総称です。

貧困層を助けるようなフリをして、その実、貧困層から労働力や金銭を搾取し、貧困に留めて搾取を繰り返すという社会通念上不道徳とされるサービスが貧困ビジネスだということです。

例えば、ネットカフェや、日雇い派遣、消費者金融、ヤミ金などが挙げられます。

今やネットカフェ難民という言葉は聞きなれている人も多いかと思いますが、定住する住居がないためにネットカフェで暮らし、日雇い派遣の賃金でその日暮らしを行う人々をネットカフェ難民と呼びます。

また、消費者金融やヤミ金など、高金利でお金を貸され多重債務に陥ってしまう人も貧困ビジネスのターゲットにされているといっても過言ではありません。

TVなどで最も注目されたのが、ホームレスなどを集めて生活保護を受けさせ、用意した劣悪な宿泊施設に住まわせ生活保護費のほとんどを徴収するという手口の貧困ビジネスでしょう。

表向きは弱者を保護するNPOとして活動しているように見せかけ、実は営利目的に運営を行い、かつ被生活保護者を劣悪な環境に住まわせて自立を妨げるという悪質さが問題視されました。

これらのように、貧困層にとって有利であるかのようなサービスはさらなる貧困を招くものになっており、最後のセーフティネットである生活保護ですら、食い物にされているのです。

貧困に喘ぐ人々は日々の生活において急を要する金策が必要になる場面が多いかとは思いますが、金策の1つにクレジットカード現金化があります。

クレジットカードで買い物をするだけですぐに現金が手に入るクレジットカード現金化は、たとえ貧困で借金ができないという場合でも、審査が不要なのですぐに利用できます。

今話題の貧困ビジネスですが、クレジットカード現金化は貧困ビジネスに該当するのでしょうか。

クレジットカード現金化と貧困ビジネス

さて、クレジットカード現金化はどうかというと、これも貧困ビジネスの1つだと考えられます。

現金が審査なしに即日で手に入るので、借金よりも気軽にできるというメリットに惹かれて利用する人もいるのではないでしょうか。

しかし、どうしても手数料がかかる上に、利用したら支払いはクレジットカード会社に支払いをしなければならず、クレジットカード現金化業者を利用したとしてもその支払い責任はすべて自分にあります。

気軽にできるということからクレジットカード現金化の利用が常態化し、支払いができなくなると利用停止され、さらにクレジットカード現金化したことがばれると最悪支払残高の一括請求が来てしまう羽目になります。

なぜなら、本来クレジットカードのショッピング枠は買い物専用の枠であり、現金に換えることはクレジットカード会社に禁止されているからです。

現状で現金に困っている人がその後の支払いをしっかりできるかというと、クレジットカード現金化では手元に入る現金よりも多く支払いをしなければなりませんので、支払いが難しくなることが考えられます。

クレジットカードの支払いや借金の返済に充てるためにクレジットカード現金化をすればそれこそ自転車操業になってしまうのです。

しかしながら、そもそもクレジットカードの使い方1つで貧困が常態化しやすいとも言えます。

クレジットカードは買い物をしやすくする決済方法の1つですが、一括で支払えないような大きな金額の買い物でも分割払いやリボ払いを利用することによって購入できる点で、手元に現金がない人にとっては大いに便利です。

特にリボ払いであれば月々の支払額は一定になり、自分の支払い能力に見合った返済ができます。

しかし、このクレジットカードのリボ払いの利息は限度利息の15%に設定されていることが多く、また大きな金額を返済していくことになると支払いが長期化します。

返済が長引けばその分利息は大きくなりますが、当の利用者は月々の返済が一定だということしか把握してないことが多く、利息の支払いがどれほど大きくなるのかということに対しては目が向きにくくなります。

このように考えると、クレジットカードもある意味貧困ビジネスの1つだと考えられるでしょう。

手元に現金がない貧困層でも、リボ払いを利用することで大きな金額の買い物ができますが、その分利息が大きくなります。

クレジットカード現金化も結局は使い方次第で貧困ビジネスにつながる

日常においてクレジットカードで買い物をする上でも、支払いに困ってしまうような使い方をしていれば貧困層に陥ってしまいます。

クレジットカード現金化でも同じであり、利用の仕方によって自分自身を助けることもでき、多重債務者になってしまうこともあります。

結局は利用の仕方に問題があるのであって、クレジットカードやクレジットカード現金化自体のサービスは計画性があれば非常に便利なサービスなのです。

被生活保護者をターゲットにした貧困ビジネスはその運営方法が問題視されることが多いですが、被生活保護者自身も置かれた環境に甘んじているという点においては、生活保護の使い方を間違えていると見ることができます。

どんなサービスであっても、使い方を間違えると自身を滅ぼしかねない結果を招いてしまいます。

クレジットカード現金化を利用する際には、自分自身の支払い能力に見合った使い方ができれば一番いいでしょう。


2017年4月末にメルカリで現金が出品されていることが話題になりましたが、これがクレジットカード現金化を目的とした出品であると指摘され問題になりました。

現在ではメルカリ側で規制が敷かれ、マネーロンダリングの温床となるために現金の出品・購入が制限されていますが、それでもsuicaや金券、パチンコの特殊景品、さらには現金を折り紙のようにし、オブジェとして出品する輩も出てくる始末であり、クレジットカード現金化のために出品されている商品が後を絶たない状況です。

メルカリなどのフリマアプリであっても貧困層をターゲットにした貧困ビジネスが横行する状態であり、特にクレジットカード現金化についてのリスクを何も説明しないメルカリの出品者は悪質極まりありません。

リスクがある方法でのクレジットカード現金化は利用者の首を絞める、正にさらなる貧困につながる貧困ビジネスだと言えるでしょう。

推奨したいクレジットカード現金化サイト2選